マスタと種類について
マスタとは、実行予算や日報入力で使用する元となるデータを置いている場所のことです。
ミヤシステムAでは、このマスタの中にある1行ごとのデータを単価データと呼びます。
マスタに使用するデータをあらかじめ登録しておく事で、実行予算の作成や日報入力を行う際に、同じデータの入力を何度もする必要がなくなります。
毎回使用する材料や人員、経費などはマスタに登録しておきましょう。
ミヤシステムAには、大きく分けて会社マスタ・個人マスタ・工事マスタの3つのマスタがあります。
※会社マスタはプレミアムプランのみご利用できます。
マスタとはデータの入れ物のようなものです。
その入れ物の中に入っているのが、単価データです。(ひとつひとつのデータ)
マスタの使い方
マスタは、利用するアカウントの権限によって編集できるエリアや内容が違います。
4つのアカウントの権限グループと、3つのご利用プランの組み合わせによって、以下の表のように閲覧・編集できるマスタが異なります。
アカウントの権限グループ
契約者・システム管理者・現場管理者・出面アプリ利用者(職長・作業員)
ご利用プラン
チャレンジプラン・チャレンジプランPro・プレミアムプラン
会社マスタ
契約オーナー・システム管理者のみが編集できるマスタです。
会社全体の共通データの保管場所として利用できます。
※ここに登録したデータを各工事の新規登録時に自動取込する事などが可能です。
個人マスタ
個人が自由に使用する事ができるマスタです。
個人マスタは会社マスタとは違い、契約者・システム管理者・現場管理者のそれぞれの利用者が使用できます。また、編集や削除は利用している個人だけが編集・閲覧できます。
工事マスタ
ひとつの工事で使用するマスタです。工事ごとに存在します。
会社マスタや個人マスタなどから、単価データを取込むことが可能です。
他のマスタと違い、絞り込み検索や並べ替えの機能があります。
※実行予算で使用する単価データは、工事マスタの単価データを使用します。
データは連動していますので単価データの値を変更すると実行予算の金額に反映されます。
※日報で使用する単価データは、工事マスタの単価データをコピーしたものを使用します。
データは連動していません。
日報入力で登録時に直接単価を変更できます。
単価データの値を変更しても日報の集計に影響が出ません。
例:工事マスタに登録された軽油130円の場合
実行予算=工事マスタ130円→実行予算に取込み。
その後、工事マスタ120円に変更→実行予算も120円に変更されます
日報入力=工事マスタ130円→日報入力130円。
登録された130円を日報入力画面で120円に変更→工事マスタは130円のままです。
※出面アプリ「現場打ちタイムカードDX」から日報情報を申請する場合、労務単価は工事マスタの金額を参照します。ただし、申請データは日報情報となりますので工事マスタの金額と連動はしません。
※工事マスタは、実行予算を組んだり日報を入力するのに使うデータの保管場所の事です。
会社マスタや個人マスタから使用したい単価データを工事マスタに取込む事もできます。
※旧ミヤシステムでは1つ1つのデータのことをリソースと呼んでいましたが、
ミヤシステムAでは単価データと呼ぶようになりました。
会社マスタ・個人マスタ・工事マスタの関係
会社マスタや個人マスタ内の単価データは、工事マスタに取込むことが出来ます。工事マスタは、実行予算を組んだり日報入力するための単価データを保管する場所です。
工事マスタの使い方と特徴
工事マスタは工事の実行予算や日報入力で使用する、各原価データの元になる情報を登録していきます。
工事マスタには、工事の単価データ、会社データ、科目データ、単位データの4種類があります。
単価データは工事マスタから新規登録することができますが、社内で統一した単価を使用したり、個人で頻繁に使用するデータを会社マスタや個人マスタから取込むことも出来ます。
他のマスタと違いデータをCSV出力・取込することも可能です。
工事マスタ画面の開き方
工事マスタの内容を確認したい場合は、以下のように開きます。
工事一覧 → 工事名クリック → 工事マスタクリック → 工事マスタ画面
個人マスタの使い方と特徴
個人マスタには、個人の単価データ、会社データ、科目データ、単位データの4種類があります。
個人マスタは個人が会社マスタの制約に縛られずに使用できるマスタです。
契約オーナー・システム管理者・現場管理者のいずれかの権限であれば誰でも利用できます。
個人の単価データは時間単価設定が可能です。
※初期値として、以下の画像の数値が設定されています。
労務費
車輌機械費
会社マスタの使い方と特徴
会社マスタには、会社の単価データ、会社データ、科目データ、単位データ、自社経費項目の5種類があります。
会社の単価データは時間単価設定が可能です。
※初期値は、前項「個人マスタの使い方と特徴」で掲載している画像と同じ値が設定されています。
会社マスタの編集権限は、契約オーナー・システム管理者です。
現場管理者や出面アプリ利用者の方はデータを編集することが出来ません。会社全体で共通するデータを保管しますので、契約者・システム管理者レベルの編集権限が必要となっております。
会社マスタにある「自社経費項目」には、会社で毎回決まった現場管理費や共通仮設費などをあらかじめ登録することが出来ます。
登録した内容は、工種登録画面から取込むことができます。