1 外注管理機能の特長
外注施工の工種において、着工前には下請会社との単価の取極めと実行予算の作成から、着工後には出来高の管理まで、外注施工時の管理事務を効率化する機能です。
ミヤシステムの外注契約管理には、大きく2つの機能があります。
● 契約単価の管理
取極めた契約単価を一覧管理でき、そのまま実行予算として連携できます。
● 月出来高の管理
作業別に月次の出来高を集計し、下請会社への出来高査定と支払管理を効率化できます。
それでは、具体的にそれぞれの機能について詳しく説明していきます。
2 外注契約機能
▼基本的な使い方
(1)外注契約管理の画面を開く
工事メイン(実行予算)画面の「外注契約管理」ボタンをクリックします。
縦に工種、横に契約単価・金額の一覧表のウインドウが開きます。
(2)下請会社を選択する
プルダウンメニューを押すと会社リストが表示されますので、一覧表に表示したい会社名をクリックします。
希望の会社がリストにない場合は、会社名を入力してエンターキーを押して追加します。
※選択を解除したい場合は、右クリックメニューから「削除」をクリックします。
(3)契約単価を入力する
工種・下請会社別に取極めた契約単価を入力します。
単価を入力すると数量に応じて契約金額が自動計算されます。
※工種の実行予算単価と入力した契約単価が異なる場合、入力欄背景に色がつきます。
(4)契約内容を実行予算に反映する
「実行予算へ反映」ボタンをクリックすると、下請会社別に入力した契約単価を各工種の実行予算として登録できます。
外注工種の場合、契約単価が実行予算単価になる場合が多いので、繰り返し入力の手間が省けます。
※実行予算に反映した後に、追加で予算を積み上げることもできます。
該当する実行予算作成画面に、外注費として追加されます。
▼その他の使い方
(1)現金・手形率を入力する
メモ機能として、現金率と手形率の入力ができます。
(2)実行予算単価を契約単価として取り込む
実行予算を取込みたい会社の「実行予算から取込」ボタンをクリックします。
取込の方法を選択した後、「取込み」ボタンをクリックするとデータを取込みます。
①外注費契約単価のみ取込み
外注費の分類が契約単価で登録されているデータのみ取込みます。
②その会社の全てのデータを取込み
選択した会社名と同じ会社名のデータを全て取込みます。
(3)下請会社の選択を解除する
解除したい会社の上で右クリックし、「削除」をクリックします。
3 月出来高管理機能
▼基本的な使い方
(1)月出来高管理を開く
工事メイン(日報)画面の「月出来高管理」ボタンをクリックします。
縦に作業グループ、横に年月の一覧表のウインドウが開きます。
(2)月別の出来高の集計・入力を行う
あらかじめ工事期間の年月が表示されています。
出来高を取り込む年月の「日報出来高取込」ボタンをクリックすると、作業グループ別に該当月の日報で入力した出来高が集計されます。
※出来高を取り込んだ後に、数量を変更することもできます。
確認画面が出てくるので、問題がなければ「取込む」をクリックします。
全ての月を入力後、「登録」ボタンをクリックすると入力内容が保存されます。
▼その他の使い方
(1)入力内容を消去する
入力内容を削除したい月の「クリア」ボタンをクリックすると、入力内容が全て削除されます。
(2)最新の年月を追加する
「新しい月を追加する」ボタンをクリックすると、一番右側に最新の年月が追加されます。
(3)最新の年月を削除する
「削除」ボタンをクリックすると、追加した最新の年月が削除されます。
(4)締日を設定する
「締日設定」ボタンをクリックすると、締日の設定ができます。
※初回は「月末」が選択されています。
「指定日」にチェックを入れ、日付を選択することで、任意の締日を設定することができます。
こちらで設定した締日は、帳票印刷の際「締日」選択時に表示されます。